アドバイスはいらない
今日で5月も終わり。あっという間に6月です。
梅雨の季節は体調を崩しやすいので無理せず過ごしたいですね。
さて、今、日本人の3人に1人、または2人に1人癌になると言われています。
癌だと診断されると、心にもダメージを与えますが、
それを親しい知人や友人に話した時の事です。
〇〇っていう療法がいいみたいだよ。
〇〇って食べものがいい。
〇〇治療が良いよ!〇〇で治った人がいる!!!
矢継ぎ早にそういう言葉がかけられます。
多くは善意の言葉です。
ですが、その癌になった本人はその言葉を望んでるでしょうか?
癌という病になり大きなグリーフ(悲しみ)を負った人は、
自分の病の話をするときには、
ただただ聞いて欲しい・・・って事も少なくないと思います。
癌になり傷ついている気持ちを、ただ話したい・・・。
これは癌に限らず、リウマチでも、他の病気でも同じです。
近い人だからこそ、つい〇〇がいいよ!って言いたくなる気持ちもわかります。
でも、まずは、その人が何を求めているのか?
ただただ聞いて欲しいのかな?
そういう優しい気持ちがあるといいなって思います(*^-^*)
キューブラーロス博士による、悲しみの5段階モデルがあります。
否認→自分が癌であるはずがない!!と否定する段階。検査結果を疑う。
怒り→どうして自分が!と周りに怒りをぶつける。
取引 →恐怖から逃れようと、神頼みなどにすがる。代替医療なども。
抑うつ →何も手につかない状態。強い喪失感
受容 →受け入れていく段階
誰もが、否認→怒り→取引→抑うつ→受容と進む訳ではなく、
順番が違う場合ももちろんあります。教科書通りにいかないのが人間の心ですから。
(悲嘆のプロセス12段階説もありますが、それはまた別の機会に)
病気を宣告された時には、疑い、怒り嘆く、当然の反応です。
誰もがすぐに前向きになれる訳じゃなありませんし、
物事には順番というものがありますしね。
まずは、ゆっくり話を聞く。
親しい知人や友人からそんな話をされた時には、どうか優しい気持ちで、
アドバイスしたい言葉をぐっと少し待って、耳を傾けて下さいね。
辛い気持ち、一人で抱え込まず、お話してみませんか?(^^)
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