痛いと得をする?
久しぶりのいいお天気。梅雨もそろそろあけるでしょうか?^^
以前、病気を治したくない人のココロという記事を書きました。
今日は痛いと得をする?というお話を書こうと思います。
以前から病気になって得する事ありますか?って事は
グリーフケアの中でお話する事はありました。
即答で「ありません!」と答える人ほど、
もしかしたら思い当たる事があるのかな?とも思います。
長く病気で苦しんでいる人は、そういう部分を誰に話すでもなく、
自分自身で内観されてみて下さい。
正直な気持ちをノートに書きだしてみて下さい。
そんな事あるわけないでしょ!!!と激怒する人ほど、
冷静に自分を見つめてみて下さい(^^)
私は寝たきり状態だった時に、激痛で苦しい思いもしましたが、
病気で得してた事もあったように思います。
病気になると無条件で家族が優しくしてくれるんですよね。
当時取り組んでた仕事もそこまでしたい仕事じゃなかったので
それもしないで済みました。
そういう事を一つ一つ自分の中で整理していきました。
お話を聞かせて頂いてる中でよくあるのが、
義両親の介護をしたくない、仕事をしたくない、
本当は他の事がしたいと思ってる、
自分が病気でいる事で、両親の仲が良くなる・・・などなど、
いろんな理由があると思います。
慢性疼痛の専門家、牛田享宏(うしだ たかひろ)先生の記事から引用します。
痛みがあることによって、気遣ってもらえる、
大切にしてもらえることが、痛みを固定するのに関係していたんです。
『疾病利得(しっぺいりとく)』という言葉もあります」
(中略)
「まず、『侵害刺激』があると『痛み行動』が出ますよね。
そして、『痛み行動』に報酬が出ると、『痛み行動』が強化されるということですね。痛いと訴える、痛そうな顔をする、じっとしている。
そうすると、優しくしてもらえたり、お金が出たりすると。
そうやって『痛み行動』が強化されて、抜け出せなくなるサイクルがあるんです」
人は、痛みを訴えたり、痛そうにするような、
「痛み行動」をどんどん強化すべく自らをトレーニングしてしまう場合がある。
それは単に「痛いふり」というわけでもなく、
今の事例のようなアロディニアと診断されるような激しく痛いものになって、
レントゲンで骨がまるで溶けたように見えるような状態にまで至る。
全文はこちからでお読みください。
第3回 痛いと得をする「疾病利得」で痛みが定着することも
※オペラント条件づけとは
報酬や嫌悪刺激(罰)に適応して、自発的にある行動を行うように、
学習すること。
牛田先生の他の記事も興味深いです。是非。
私がリウマチを難病指定に!に賛成できない理由の一つに、
この痛みが強化されてしまうっていう事を知ってたからなんです。
もちろん、重症の方は支援があってもいいと思うんですが、
心の視点を考えるとなかなか難しい問題だな・・と感じます。
ズディック骨萎縮になってしまった
10代の女の子も、両親の離婚がきっかけとなったお話です。
単純に足首を捻っただけでこうなるとは信じられないレベルとの事。
常日頃私は、心の力っていうのがすごく大きいと感じています。
きっとこの女の子も、カウンセリングを繰り返して自分の中にあるグリーフを
お話する事ができたのかな?って感じました。
痛みを抱えている人は全員そうだとは思いませんが、
こういうケースは意外に少なくないと思っています。
大事な事は、病気じゃなくても人は優しくしてくれるという事です。
特に子供が病気で辛い方は、
病気の時と病気ではない時の態度に差をつけないで下さいとお話しています。
病気でいた方が両親にかまってもらえる、
優しくしてもらえると思わせないで下さいね。
病気じゃなくてもいつでも優しい存在でいて下さい(^^)
日本人は我慢が美徳の精神がありますよね。
でも、病気という形で出てしまった場合、何が原因なのか?
身体だけじゃなく、何に対して嫌だ!と思っているのか?
辛い現実の発露が病気という状態とも考えられると思うのです。
辛い気持ちを一人で抱えず、お話してみませんか?(^^)
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