グリーフケア神戸 風の音

グリーフケア(悲嘆ケア)に関するブログです(^^)

辛い体験を笑って話す時には注意

暑いですねー!
湿気も少なくていいお天気だと身体も動きやすく、
朝からバタバタと運動したりお掃除したり汗だくな日曜日を過ごしてます。

 

クールダウンして、ブログを書こうかと。
ぬちまーす+シークヮーサー+生はちみつドリンクが美味しい。笑

 

さて、グリーフのセッションではとても辛い体験をお話して頂くんですが、
人間って辛すぎると笑う人がいるんですよね。
笑ってネタのように辛い体験を、こうだったっすよー!みたいな感じで
軽く話したりします。
本当にその体験を昇華できてない人ほどヘラヘラ笑って話しますね。

(その事を批判してる訳じゃないですよ)

 

これは私が思うに一つの防衛だと思います。

 深い悲しみを心の奥に抱えてる人ほど、笑い話にしようとします。

何を隠そう私もそういう傾向があるからわかるんです。笑

 

例えば、強いグリーフに遭遇した直後はパニックになったり
感覚が麻痺して能面みたいになったり、声がでなくなったり、
身体が動かなくなったりします。
それは破壊的なグリーフを身体が感じないように身体感覚のトーンを
落とすからと考えられています。

 

グリーフは死別だけとは限りません。

 

環境の喪失 今までの環境を失ったり、災害や転勤など。
経済的喪失 財産の喪失、所有してる物を喪失
人との別れ  離婚、交際相手との別れ、大事なペットとの別れ
健康の喪失 病気やケガ、身体の一部の喪失、事故や切断、摘出、何等かの理由で身体の一部を失う事。
自尊心の喪失 いじめ、誹謗中傷、パワハラ、セクハラなど。
役割の喪失 子供の自立、空の巣症候群、責任ある立場を喪失する事、失職や退職なども。

 

これらは誰でも経験する事です。


強い喪失に襲われた時、

台風の海に浮かぶ小舟が波に揺られるように感情が乱高下します。
叫んでみたり大声出したり涙がとまらなくなったり。
逆に無気力になり何もしたくなくなったり。

感情を出す事を感情の表出と言ったりしますが、
感情を表に出すのは良くない!と考える人も少なくないようで、
自分の中にぎゅーー!!っと押し込んでるような方もいます。

 

私にお話する時は、笑ってもいいし、怒ってもいい、ブチ切れてもいいです。笑
8割ぐらいの方が涙を流されますが、それも全然いいです。

かっこつけたり、良く話そう!と思わなくていいです。

整理できてない気持ち、病気で辛い気持ち、亡くした大切な人への気持ち、
苦しい思いを一人で抱えず、お話してみませんか?

 

お気軽にお問合せ下さい^^

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