グリーフケア神戸 風の音

グリーフケア(悲嘆ケア)に関するブログです(^^)

グリーフとは

人は大きな喪失を経験した時、
今まで生きてきた世界が別のように変わってしまう経験をします。

なんでこんな思いを?
何をなくしたの?
どうにかしなきゃ。

 

これがグリーフ(悲嘆)です。


グリーフの反応は、心理的、肉体的、行動的などなど、
いろんな反応があります。
悲しむという事だけじゃなく、いろんな悲嘆反応です。


例えば、
心理的な反応だと、悲しみ、罪悪感、ショック、怒りなどなど。
ショック、否認、何も感じない、緊張状態、さみしさ、

恐れ、不安。抑うつ、無気力などなど。

行動的反応だと、頭痛、めまい、吐き気、息切れ、不眠など。
と、ここまで書いてて思いました。

グリーフケアの教科書には、グリーフの概念が載っていますが、
私の言葉で書いていこうかなとふと思いました。


人は本当に悲しい時、涙なんか出ません。
ぼーっとしてる人、
無表情の人、
やたら元気になる人、
ケラケラ笑いだす人、

これがグリーフの反応で、すべて正常な反応です。

私の場合はですが、
育ててくれた父が亡くなった時、一切泣きませんでした。
悲しむ事もなく、淡々と過ごしていました。
何かしなきゃ!という強い思いにかられて、
いろんな勉強をしようとしたり、あれこれ用事をいれました。
悲しみに暮れる間がないほど必要以上の活動をどんどん計画し、
どんどん行動しようとします。

過活動状態です。

でも活動した事には満足感は一切ありません。
さらに活動をいれようとします。
こんな状態がしばらく続きました。


これもグリーフの反応なんです。


大切な人が亡くなったんですから、
当然、毅然と普通に今まで通り暮らせる人は少ないです。
大きな悲しみを抱えて、答えのない問いを発し続けます。

心身共にダメージを受けるのは当然です。
大切な人を亡くすという事は。

時間が経つと、悲しみが小さくなったり大きくなったり、
波のように押し寄せてきたりします。
元の生活に戻らないという気持ちの反面、
大切な人はいないという哀しみ。


周りの人はよかれと思って声をかけます。

「大往生だったね」
「苦しまずにいってよかったね」
「元気出してね」

みんな良かれと思った言葉に、
さらに傷つく人も。
悪気のない言葉だからこそ、余計に。


亡くした大切な人の事、お話してみませんか?

どんな内容でもいいです。

赤の他人である私だから聞ける話もあるのかな?って。

 

何年経っていてもかまいません。


良ければご連絡下さい^^

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mail
kanogreif@gmail.com


お問い合わせの際には、
あなたの大事な亡くなられた方の時期や年齢。
書ける範囲でいいので、お知らせ頂けたらと思います。
(個人情報の厳守を徹底します)


私自身、何かのお役に立てれば幸いです(^^)

 

☆一般社団法人 日本グリーフケア協会

https://www.grief-care.org/

 

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